プロローグ

  私の会社では、5年に一度勤続休暇5日間の取得が義務付けられている。前後に土日を接続すると9連休となり、海外旅行も視野に入ってくる。1998年度は勤続15年、家族で米オーランドのディズニー・ワールドへ。2003年度の勤続20年は、台湾新幹線プロジェクトのため休めず。そそして2008年度、勤続25年の休暇だ。

 2008年12月、当時、D証券香港支店の仕事で、半年ほど香港へ単身出張していた。勤続25年の休暇を3月末までに取得すべく、イタリア旅行を計画。ターゲットは、香港の仕事が落ち着くであろう2009年2月。ネット上のAmo Italia地球の歩き方、他を参考にした結果、イタリアの主要4都市をイタリアの新幹線で回ることとした。台湾新幹線プロジェクトに従事したことから、イタリアの新幹線を見てみたいという思いもあった。

イタリア新幹線

 2009/1/7 これまでの調査の結果、以下のパッケージツアーを申し込む。

IACEイタリア車窓の旅☆お得な2大特典付!】☆4大都市周遊♪ ローマ&フィレンツェ&ベネチア&ミラノ10日間 ☆特急乗車券&全朝食付 ツアー代金:118,000円 成田空港使用税2,040円 入出国諸費7,270円 燃油サーチャージ44,500円 合計171,810円 (118千円で集客しておきながら、実はこの値段。)

 2月9日に出発。ローマから4大都市を、2泊ずつしながら新幹線で回る。航空券、新幹線、宿のみの手配。他は全部自分で自由行動というプラン。大丈夫か? 友人によると、全てお任せのツアーでは、毎日早朝から夜遅くまでバスで回るケースもあり大変。このアドバイスも考慮した。 ベネチアで仮面カーニバル、ミラノでミラノ・ダービー観戦と、絶好の日程となった。

 2009/1/15 IACAからメール。「ベネチアが仮面カーニバル期間のため、通常のスタンダードクラスのホテルが満室で、メストレ側のホテルでしたら同料金でご用意できる様です。これでご了解いただけましたら・・・・。」と、他人事のような内容。メストレ?? さらに、ミラノ・ダービーのチケットは、1Fが58,700円、2Fが38,500円、等々。

 2009/1/17 ミラノ・ダービーは除外して旅費を支払う。更に、新幹線の列車の希望を連絡。サッカーチケットは断り、ネットで見つけたMAXHARVESTという代理店に問い合わせる。

 2009/1/22 MAXHARVESTへインテルサポーター席1Fを申し込み、二人分€410=50,400円を送金。家内のスーツケースをネットで手配。

2009/1/25 IACAから、ようやく航空会社と便名の連絡がある。往復ともBritish Airways

2009/1/29 テレコム・スクウェアにレンタル携帯電話を申し込む。

2009/1/31 ようやく、ホテルが決定したとの連絡あり。

この結果、決定した旅程は以下の通り。

イタリア鉄道の旅 旅程

イタリア鉄道の旅マップ

2009/2/1 この頃、香港よりネットでミラノの「最後の晩餐」の鑑賞予約を試みるも、全く取れず(>_<)

2009/2/5 NH便で香港より帰国。

2009/2/8 ネットでBA0006便のチェックイン。


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